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2008.09.11 Thu

空を見上げて

車の窓を全開にして林道を走らせる。
入り込んでくる風が頬を優しく撫でていく。
そして木漏れ日の中に輝く渓れが見えてきた。

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体の隅々まであった疲れというか、気だるさというか、
流れに一歩足を入れて、ひんやりとした感触を味わったら全てが流れ出て行った気がした。

なんの根拠もなくオレンジ色のボディをしたカディスを結んだ。
明滅を繰り返す緑のトンネルの中を進んでいくと
ふいにイワナが釣れた。

斑点が細かく尾鰭が大きい体だった。


まったく同じ場所でもう一度毛鉤を流すと
今度は白斑と橙斑が大きくて優しい顔をしたイワナが釣れた。



一段上の流れでは、背中まで斑点がある茶色いイワナだった。

同じ流れにいながら個体差は大きい。
なんだか人間っぽいなと思った。



深みのある場所では、底に沈んでいる黒い大きな影が浮上と降下を繰り返していた。
毛鉤のすぐ下までは来るのだけれど、鼻先でつつくようにして、また元の場所へ帰って行った。

毛鉤を替えたりティペットを細くしたり、あらゆる手を尽くしたのだけれど
ついに彼と繋がる事はなかった。
こんな時がフライフィッシングをしていて楽しい時なのかもしれない。


楽しい時は過ぎ去るのが早くて・・・
振り返った流れにはトンボがたくさん舞っていた。



何度も時計と空を見ていた。
そんな私を見た白い雲が笑っているように見えた。

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2008.08.26 Tue

at the change of seasons

真夏の烈しい太陽の下で釣りが出来るのは、ほんの少しの時期なのかもしれない。
緑濃い森も少しずつだけれど着実に秋へと向かっている。

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平日の日中に時間が出来ると渓を彷徨わずにいられない。
透明過ぎる水は深さが分からなくなる。
こんなに透き通っていると何だか吸い込まれそうで怖くなる。
このまま渓の中を彷徨い続けてしまってはいけない。
限られた時間だけの貴重な釣りだ。



暦はもうすぐ九月。
渓流釣りのシーズンは終わりを迎える。
そんな中では気忙しく遡行してしまいそうになるのだが、どのみち渓魚の機嫌は悪い時期だ。



申し訳程度に魚の反応はあるけれど期待しているのは出て来そうもない。
どうせ釣れないのは慣れっこだから神妙にしていようか。



悲嘆にくれたところで数が出るでもないし、もちろん大きいのが出るでもない。
タイムリミットが迫るシーズンだから楽しめれば良いと思うのは、釣れない言い訳だろうか。
人の気配もなく、むせ返る様な暑さも過ぎ去った渓で、夢現つな状態でいる自分。

今年も忘れがたい釣り旅が沢山あった。
あと何度渓に立つだろう。
寂寥を覚えずにいられないこの季節。

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2008.08.23 Sat

厳しいぃぃぃ

秋の様相を魅せ始めた渓へ。

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イワナは男っぽい
ヤマメは女っぽい

勝手にそう思っているのだけれど、
時にイワナは「どうしてそんなヤマメみたいにソッポ向くの？」と言いたくなる時がある。
かと思えばスレッカラシのはずのヤマメが「そんなとこで出るの？」という時もある。


今日はそんな日。
miyaさんと一緒に上流部へイワナ釣りに出掛けたけれど反応は薄かった。
出ても乗らず、出てもすっぽ抜け。
久しぶりに遡行中にスッテンコロリンまで（痛・・・


miyaさん勇姿

ブレトン振ってます。


私は今日はスーパーマーベルをお借りして釣りました。
miyaさんどうもありがとう。

やっぱりいいです。
でも振る技術を向上しないとダメです。


ヤマメは漢字で書くと「女」の字が入るように女性的。
艶っぽかったり。

だからフライマンは女性と遊ぶのが好きな人ばかり・・・・ではないはず。
（もちろん女性のフライフィッシャーもいらっしゃいますが）
どちらかと言えば、男だらけでワイワイガヤガヤやってるのが好きなんじゃないかな。
などと思ったりしながら帰路に着きました。

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2008.08.13 Wed

ボクの初めての・・・甥っ子編

ボク初めてオジサンの家で毛鉤を巻いたんだ。
結構上手に出来たと思うんだけど・・・どうかな？
これで釣れるってオジサンは言うけど・・・結構酔っ払ってるからなぁ
・・・明日の朝は楽しみだなぁ。

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オジサンがいろいろ教えてくれるんだけど、カタカナ言葉ばっかりでよくわかんないや。
でもエルクヘアカディスは覚えたんだ。
だってカッコイイんだもん。
せっかく巻いたんだけど針が折れちゃった。
せっかく上手に出来たのに。



ボクは釣りに行くって言うと何時だって起きれるんだ。
４時に起きて川に出発。

橋の上から川の中を見ると、いっぱい魚がいるんだ。
絶対釣ってやる！

でも・・・１０回は魚が出るんだけど掛かってくれないんだ。
一度だけヒットしたんだけど逃げられちゃった。



もう飽きちゃったからキャス錬だよ。
どう？
まだまだかな？

いいんだ、ボクは格好から入る人だから。
ジィジが釣具買ってくれるんだって！
ベイトリールって釣具屋さんで見たらさ、２万円だってさ。
ジィジの顔がさ、なんか変だったよ。

あーゆーの引きつってるって言うのかなぁ。。。
しょうがないから安いのにしておいたよ。

高いのはオジサンに買ってもらうからいいやっ！

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2008.08.07 Thu

真夏の渓にて

暑かったなあ。
八月だもんな。

こんな中、連れてってくれた電話屋さん本当にありがとうございました。

なにげにキャッチ中の電話屋さん（笑

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初めての川に行きました。
ワクワクドキドキ♪

入渓直後、私の毛鉤に近付いてそっぽ向くイワナさんがいらっしゃいました。
シブッ！

電話屋さんと一緒に上がって行きます。
巧みなループコントロールで釣る電話屋さん。


もう私なんてヘロヘロ。
毛鉤をキチンと流せません。
へったくそだなー


そんな私でもチラホラと反応がありますが
一発で取れないと絶対ダメですね。
時にイワナは何度も出てくれる事もありますが、もうこの時期は厳しいですね。
それでもなんとか小さなイワナくんをちょびっとキャッチ。



釣り上がって行くと良さげな流れ。
お先にやらしていただきます。

ゆ?っくりと毛鉤が流れて、もうピックアップしようかと思った時に
毛鉤が消えました。
わお＾＾

楽しいっー
電話屋さんより写真提供いただきました。


ようやく岩魚って感じ。



同じ場所で同じような岩魚をヒット中の電話屋さん。

（顔分からないように小さい画像）


課題だらけの私ですが、一緒に行く人がいると勉強になります。
理想的に釣る為には修行が足りない私。
普段釣りする竿で練習しなきゃいけませんね。

それにしても気持ちいい渓だった。
夏休みありがとー♪

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2008.08.05 Tue

今日は夏休み

逢いたくて　逢いたくて
この胸のささやきが・・・

STARDUST　REVUEの名曲をBGMに川へと向かう。
そう、私が逢いたいのはもちろん岩魚。
真夏の渓流へGO！

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八月です。
およそ一月ぶりの釣りとなりました。
川に行けるだけでかなり幸せ。
これで大きな岩魚が出迎えてくれれば最高なんだけどな。


この日はNEWインベンションの入魂を目指します。
岩魚を釣る前に竿先にはトンボが先乗り。

大きな淵のある場所で#10ジャシッドにゴポンって出ました・・・・・が
あえなく・・・・・あれはいいサイズだったなぁ（悔

結局入魂はいつものサイズ。
ピンボケなっちゃったけど入魂だから記念にUP。




この後も少しは反応してくれますが水量が多いです。
日曜日の雨の影響はまだ引きません。

30℃を超える気温の中ではウェーダー要りません。
ハーフパンツにウェーディングシューズが気持ちいい。
なんとなく自分撮り（笑



夏の日差しに照らされて暑そうなイワナくん。

みんな太ってたなあ。
雨後でもエサは豊富なのでしょうかね。



やっとこ岩魚くんかな。

ヒレの白縁が野性的な感じでしょうか。

イブニングやろうかとライズポイントまで下りましたが
残念ながらライズは全然なし。アブは腐るほどいましたけど（爆




日本海に沈む夕日を眺めながら帰路に着きました。
久しぶりだから楽しかった?♪

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2008.07.12 Sat

雨上がり土曜日の朝

金曜の夕方頃、結構強い雨が降っていた。
夜には少し弱くなったが、土曜日の朝だけの限られた時間を川で過ごす。

久しぶりに友人miyaさんとご一緒。


ブレトンビリエールを振るmiyaさん。
木々の隙間から朝の日差しを浴びて光り輝く川。

週末に友人と釣りするのは本当に久しぶり。
楽しい。


でも魚は小さいのばかり。
miyaさんは最初のトコでいい型出してましたね。

腕という事ですね。
せっかくの週末だから・・・大きいの・・・
・・・
まずは日々精進しろってことか。