なかなか釣れないまま時間が過ぎてゆき、そろそろ止めようかと
引いてくると足元のブロック際でドスンッとヒット!
ローリングファイトを楽しむ余裕無く慌てふためく自分。
それが私の初夢でした。
そんな夢を現実のものにするべく日々努力しなければいけませんが
最近どうも怠け者です。反省。
そこで魚達の生態について少し勉強しておく事にしました。
といっても、今まで少しずつ本で読んだりした程度ですが。
サクラマスとヤマメサクラマスはヤマメの降海型、またはヤマメがサクラマスの陸封型などと言われますね。
正確には陸に封じ込められた訳ではないので「陸封」という表現はおかしいのかもしれません。
降海出来るにもかかわらずしないのですから。
湖を海にみたてる湖沼型サクラマスもいますね。
秋田県内でもいくつか確認されているようですが素波里ダムや十和田湖にはいるようです。
他にもあるのでしょうがね。
ちなみに十和田湖のヒメマスは流入河川だけでなく湖沿岸での産卵が確認されているそうです。
ただ数は減少の一途。
調べたところ米代川のサクラマスは二割が雄だそうです。
河川残留が雄、降海が雌がほとんどなので当然かもしれません。
ロシアなどでは雄のサクラマスも多いようです。
鮭は砂礫があれば中流でも産卵しますが、サクラマスは春に遡上し暑い夏を河川で過ごすため水温の低い上流までいかざるを得ません。
渓流で釣っていてサクラマスを見掛ける事がありますね。
また上流部までいく事により孵化後に長い河川生活を送る稚魚(鮭の稚魚は短い河川生活ですね)を分散させることになり、餌・住み処等の競合を出来るだけ小さくする狙いがあると考えられているようです。

大きな雌サクラマスに小さな雄ヤマメが子孫を残そうと近寄る産卵の場面をNHKの番組で見たことがありますが、このような事は同じ鮭鱒の仲間であるヒメマスとベニザケの関係にはないのだそうです。
サクラマスの食性についてもいろいろとあるようですが、河川に入ってからは何を食べているのでしょうか。
ミノーで釣れるのですから小魚は食べるのでしょうね。
また餌釣り師がドバミミズで釣ることがあるそうです。
それにドボンドボンとライズする姿が見られますので水生昆虫も食べているのでしょうか。ヤマメが食べるのですからね。
サツキマスをドライで釣っていたのを雑誌で見たことがありますから
サクラマスも表層近くで捕食活動していてもおかしくありませんね。
アメマスとイワナ アメマスは不明な点が多いです。サクラマスのようにパーマークが消失し銀化すれば簡単ですが、容姿からの判断が難しい。
米代川でもやはり確認されていますが東北の日本海側では主に小河川で多く見られるようです。
サケ稚魚を春に放流すると、海からアメマスがやってきて食べるそうです。夕方にやってきて翌朝には海に戻るアメマスが確認されています。

こんなのがアメマス系でしょうか。黄色系の有色斑点を持たず白斑が大きいタイプ。
去年行った青森の津梅川や入良川でも河口近くでアメマスが釣れるそうです。
河川規模からすれば当然の40cmほどだそうですが
もしかしたら60オーバーなんてのもいるかもしれませんね。
サクラマスが産卵後死んでしまうのに
アメマスは産卵後も生き続けるそうです。
何度か産卵できるようですね。
THANK YOU TROUTの”つららさん”情報によれば北海道のアメマスはストリーマー、フローティングワカサギ、スカッドなんかでいけるそうですよ。
あと一年中エッグも効くらしいです。黄緑のフライもいいらしい。
つららさん、ありがとうございました!
そんなアメマスを渓流禁漁期間に釣っていいものかどうか。
河川ではやはりダメなんでしょうね。
不思議なんですが、サクラマスの冬季解禁期間中は
もちろんヤマメは釣ってはいけません。渓流は禁漁期間ですから。
アメマスは・・・どうなのか調べてみますか。
不思議ついでに(?)鮭鱒の仲間は餌の豊富な海を利用するのに
何故に最も大事な子孫を残す産卵行動は淡水なのでしょう。
海が敵が多いから?川は敵が少ないから?
分かりませんね。
でもそんな不思議な力を持つ魚達だから魅力的なのかもしれません。
もうお分かりでしょうがタイトルの
「雨岩桜山」
雨鱒・岩魚・桜鱒・山女の頭文字でした。
余談ですが
川を上流から下流に向かって見た時
「右側を右岸、左側を左岸」と呼ぶんですね。
渓流釣りしてると上流に向かって釣るのがほとんどなので
てっきり逆だと思ってました。
知らないことがいっぱいです。。。
追記
釣行は2月になってからを考えてます。
まだ遡上してないと思うので。