毛鉤と川と我が家族

フライフィッシングや日々の出来事・家族・サッカーetc秋田県能代市から発信する雑記帳。

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9月23日 青森県西津軽釣行記--愚行--

数ヶ月前は朝の四時だと大分明るかったのだが
九月のこの時期はさすがにまだ夜の中だ。
星空が広がっている。



(今回の画像はサムネイル表示になっています。)

秋田県能代市は県の沿岸北部に位置し青森県との県境までは
小一時間ほど。
そしてその県境から沿岸を北上すると白神山地近辺に水源を持つ独立河川が多く存在している。
有名なところでは赤石川、追良瀬川、吾妻川、笹内川など。
今回私達が向かったのはそんな有名河川ではなく、沿岸で一番南の入良(いら)川とそのすぐ北にある津梅(つばい)川。
いつもなら川の名前は明かさないのだが、明かす理由は後ほど。

まずは国道101号線から入良川の入り口を確認してから
すでに知っている津梅川に先に向かった。
林道の両脇の草木は鬱蒼と生い茂りなかなか朝日が射してこない。
津梅川の朝日

しばらく上ると宮城ナンバーの車が入っていた。
まだ釣りを始める前の準備中だったようだ。
悪いがもっと上流からやらせていただく。
途中何段か大堰堤を見た。私の大堰堤の定義は遡上できるか否か。
出来れば大ではなく、出来なければ大である。
津梅川中流域

九月だけあって朝晩の冷え込みは強い。
10℃を下回っていた。
朝飯にお湯を沸かしカップ麺をすする。
体の芯から温まる。

気負い過ぎず渓魚との出会いを楽しみたい。
いつもより肩の力は抜けているような気がする。
何段か上がり反応が無かったが、そのうち出るさと簡単に考えていた。

雨が続かず水量は少ないため、水深のある流れに毛鉤を流していたが何となく岸寄りの浅い流れに18番のパラシュートを流した。

青白い流れの下で黒い影が上流から下流に向かい
不意に向きを変えた。
ゆっくりと口を開きゆっくりと毛鉤をくわえる。
グ、グッと竿先から手元に伝わる心地よい感覚。

青森で釣れたイワナは大きな白い斑点を持ち可愛らしい顔をしていた。
津梅川イワナ

20cmほどのイワナは尾鰭の隅と腹部が橙色をしているこの川の野生種。この川は管轄漁協がなく、放流されていないため自然繁殖で世代交代をしてきた魚が住んでいる。

いかにも魚が入っていそうな所からは快い返事が無い。
あまり活性は良くないのだろうか。
それでも同行した宮氏もしばらくすると堰堤の下で数尾のイワナに出会った。さすがである。今期行った同行者の中でも唯一のフライの先輩である。いろいろと勉強させられる。

しばらく釣り上がり林道を歩いて帰ってくると
こんな低温にもかかわらず小さなクワガタがいた。
寒さのせいか動きが鈍いようである。
津梅川クワガタ

この川の上流域には落差のある流れがあり期待できそうだったが
出てくれなかった。餌釣りの人には向いているかもしれない。
津梅川上流域

場所を変えてずっと下流部に来ると宮氏にはヤマメが釣れた。
釣れない私は地元のおじさんと立ち話である。
必要も無い堰堤のおかげで鮭は上がる事が出来ず産卵を前にして力尽きるものがいるそうだ。
林道を下がってくる時に見えたが、堰堤の魚道が砂で埋まったり魚道に水が流れていなかったりで鮭鱒達は遡上を阻まれていた。

釣れない私は下流に向かい川から日本海を眺めた。
魚が沢山見えたが何かハッキリと確認できなかった。
小さなヤマメと鮎がいるようだった。
津梅川河口

そして大きな黒い魚体が見えた。
遡上してきた鮭である。
最初は一尾しか見えなかったがよく見ると三尾ほどが確認できた。

おじさんが言ったとおり鮭がやってくるのだ。
管轄漁協が無いということは鮭の稚魚も放流はしていないのだろうか。
だとすればこの鮭もまた自然繁殖でこの川と海を行き来してきた鮭達の子孫なのだろう。

まあ数は釣れなくても森の澄んだ空気をいっぱい吸い込んで気持ちが良かった。
鮭も見ることができたし。




(ここから先は非常に悲しい出来事です。
 読後に気分を害するかもしれません。愚行です。)



次に当初の予定通り入良川に向かう。
そしてここであまりにも悲しい出来事に遭遇する。

国道から川沿いの林道まではすぐだ。
河口近くでは護岸工事が施されていた。国道のすぐ下なので崩落の危険があっての工事だろうか。先ほどのおじさんの話が思い起こされる。出来る限り自然のままの状態にしてはおけないものか。人間が居る限りそんな事は無理なのだろうか。

小さな橋を渡り国道が見えなくなると、林道の左手に草刈をする地元の人がいる。確かこの流域に集落などは無いはずなので近くの集落の人が見かねてやっているのだろう。

少し先の右手に二台の車が止まっている。
バックドアを跳ね上げているのでナンバーは見えない。
6,7人の男がなにやら慌しく動いている。

九月のこの時期に水中眼鏡、髪が濡れている男もいる。
40才代から50代といったところか。
ウエットスーツを脱いでいる男もいる。
そして奥の車にはヤスが数本。
一人の男がスーパーの買い物袋にいっぱい詰め込んだ何かを
クーラーに詰め替えている。

鮎とイワナの姿が見えた。
すぐ近くに車を寄せた。こちらを見ようとしない。
わざと話しかけた。
「イワナ?」ぶっきらぼうに言ってやった。
ばつの悪そうな顔をして一番手前の男が振り向いた。
「・・・」
「ずっと上まで行ってきた?」またぶっきらぼうに言ってやった。
「いや、すぐそこら・・・」


嘘をつけ。すぐそこらでこれだけの人数が必要か?
この人数でこの規模の川に入り沢山の魚を突く。
産卵を控えた魚達は根こそぎ突かれ
そしてこの川の魚達は居なくなる。
いや、正確には残っている魚もいるだろう。
しかしこの川は当分の間死んだも同然になるわけだ。

近くに第三者がいたから話かけたが
相手が相手なら何をされるか分からないだろう。
実際北海道では監視員が刺される事があったらしい。
でもなんだか許せなかった。

上に行ったところで荒されている。
帰る事にした。
助手席の宮氏がぽつりと言った。
「ブルーだな」

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| 06釣行記 | 19:19 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

 今日は、長文っすね(^^)v・・・いいなロッド振れて(羨

 ヤス突きな方々とは、出会った事が無いっすが、今時期頃に出現している事を耳にします。

 でも、それだけの人数だと、単独釣行な小生は、何も言えんかと・・・(泣

 まぁ、逆にその様な事をする奴らに限って、大人数なんだな、これが(^^ゞ
 (赤信号みんな渡れば・・・・感覚っすネ)
 一人じゃ何も出来ない連中っすね

 しかし、そこまでして魚が欲しい気が知れないっす(情けない方々っすな)

 して、来週も行くんっすか?(羨;

 

| きょん^^; | 2006/09/23 20:38 | URL |

あれま、青森は禁止じゃないの?
岩手は全面禁止です。まぁ~川がきがやってる分には問題になりませんが、即通報もんですよ。
最後の釣行が嫌な気分になっちゃいましたね................。もう一度違う場所で気持ちをリセットしないと、来春まで気持ちが落ち付かないのでは?

| try | 2006/09/24 06:31 | URL |

きょんさん

本当に情けない方々ですね。
して来週ですか?
仕事が・・・半期決算時期ですからねぇ。
まっ大した仕事してないんですが。
このままってのも少し残念ですが
無理っぽいですね。


tryさん

岩手は全面禁止ですか。
即通報すれば良かったかな。
もう一度違う場所でリセット・・・
煽られますな(笑)

| JTKN | 2006/09/24 17:51 | URL |

北海道では監視員さんが密猟者に刺された事件ありましたからね・・・

世の中には色んな人が居るって事ですよ
そう割り切ることにしてます

| yoshi | 2006/09/24 19:45 | URL |

yoshiさん

yoshiさんのブログ拝見しました。
全く世の中色んな人がいるもんです。

割り切らなきゃやってられない・・・
そんな世の中にはなって欲しくないですね。。。

| JTKN | 2006/09/24 20:05 | URL |

こんにちわ。
青森へ行けただけでもうらやましー!(笑)
今年の遠征は終盤仕事に追われて尻つぼみになってしまいました。(>_<)
最近、行ってませんが栃木県のN川では今も職漁師さんいらして、釣りをしているそばで大胆に投網打たれた事が有りました。(笑)こちらも遊漁証は持ってるんですがあちらはお仕事ですからねー(苦笑)もう、行きませんけど…(笑)
何処へ行ってもそのたぐいの方達はいらっしゃいますねー悪い事してると言う認識が無いから何でもしちゃいます。。。注意してトラブルになってもつまらないですしね。。。困ったモンですわ…

| ぬまっち | 2006/09/24 23:05 | URL |

うーん

どうもSAGEです。
これは、非常に考えさせられちゃう出来事ですね・・・
実際問題、川の資源は僕らが川で遊んでいた少年時代(20年以上前ですけど^^;)と比べると魚体は大きいのですが数は釣れないのが現状だと思います。北海道は他の都道府県と比べるとそれでも釣れている方だとは思うのですが、この前も餌のおじさんがでっかいニジマスを何匹もキープしている場面に出くわしたんでちょっと他人事では済まされないと思います。
特に北海道では、あまり漁協に管理された川が無い現状では個人の意識が非常に重要だと考えます。
これは釣り人のモラルなので、FFとか餌とかルアーとかの垣根を越えて皆で考えなければいけない問題だと思います。
差し支えなければリンクを貼らせていただきたいのでよろしければ返事をください。
僕もこういう場面に出くわした一人として、ブログで訴えていきたいと考えています。
それではまたきます^^

| SAGE.com | 2006/09/25 11:19 | URL | ≫ EDIT

ぬまっちさん

青森行けただけでもよかったですかね。
注意してトラブルになってもつまらない・・・確かにそうなんですがね。
許せない気持ちでいっぱいでした。
困ったもんですね。


SAGEさん

「個人の意識が非常に重要」
そうなんですよね。
でもって個人のモラルが崩れ去っている現代なのでしょうかね・・・。
残念でなりません。

リンクよろしくお願いします。。。

| JTKN | 2006/09/25 23:10 | URL |

JTKNさん、こんばんは。
リンク貼らせていただきました。
よろしくお願いします。

ひどいやつらは北海道にもいます。
腹を割いて、卵だけ取り出しあとはぶん投げる・・・魚体もですよ。カラフト、サケだけじゃありません。雨鱒までもです。魚の死体はヒグマを引寄せることにもつながります。非常に愚かな行為ですよね・・・

| つらら | 2006/09/26 22:26 | URL |

つららさん

リンクありがとうございます。

しかし北海道は魚種も匹数も豊富なだけに・・・あるんでしょうね。
愚かな行為・・・
きっと罰が当たる、そう思っています。

| JTKN | 2006/09/26 22:52 | URL |

初めまして

Nobさんのとこから来ました。
北海道の密漁は生活の掛かった人が必死にやっている場合があるので、係わらないことが身の安全です。
岩魚の場合は売る為に突いてるのでしょうか?
趣味でしょうかね?
根こそぎという点で、ブラウンの移植放流も非道な行為と思います。

| yamamen | 2006/09/27 21:39 | URL |

yamamenさん

はじめまして。

北海道は生活が掛かって必死ですか・・・
密漁なのに生活ってことは犯罪者集団ですね。
そのスジの人もいるらしいですものね。
いずれにしろうんざりです。

ブラウンの移植放流に関してはこの辺では聞いた事ないですねぇ。
バスの様にならない事を願います。。。

| JTKN | 2006/09/27 23:37 | URL |

岩手では餌釣にて釣った渓流魚をネット販売している団体があります。つまり、注文を受けて団体の構成員が遊漁券を使っ釣り上げた魚を売っております。
漁協規定には引っ掛からないかも知れないが、マナーと渓流魚保護の点では見たくないものです。
魚入れは魚篭だけではなく、多くの魚が入れられる入れ物を持ち歩き、18㎝位の魚から釣により捕獲し売っているようです。この団体は職漁師ではなく、構成員、及び責任者はそれぞれ別の仕事を持っている人たちで、釣の楽しみよりは、金儲けの目的が見え見えです。地元の渓流で一度遭遇したことがあります・・・
なぜその団体の人と分かったかといえばサイトの中に顔写真入メンバー紹介があったのと、使用している車両が写真入であったので、サイトの人と判断が付きました。
いや~・・・  いやな世の中です。

| だめだめ人間 | 2006/10/02 22:50 | URL |

だめだめ人間 さん

はじめまして。
とんでもない団体ですねぇ。驚きです。
ネット販売していてサイトに写真入で紹介とは・・・。
悪いと思うかなどと言うレベルではありませんね。
いやな世の中ですねホント。

でもそう思うって事は「だめだめ」ではないのでは?!

| JTKN | 2006/10/02 23:48 | URL |















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